佐々木：私は現在、仕入統括営業部課長として、課の業務がスムーズに進行するよう統括的な役割を果たしています。私たちが取り扱う古紙は重量を基準に取引価格が決定しますので、杉原さんの計量業務はとても重要です。営業がお客様にご提案する際も、きちんとした計量法のもとで行う価格決定の透明性が信頼につながっています。

岸：私は仕入統括営業部で、産業廃棄物として捨てられてしまっていたり、適正ではない価格で取引されたりしている古紙について提案をさせていただいています。段ボールは単なるゴミに過ぎないと考えている企業に対して「ぜひ一度、改善策を提案させてください」と伝えて、まずは見直しをするのです。すると、ゴミとしか捉えていなかった段ボールが資源に生まれかわることによって、年間1億円以上の利益になるケースもありました。

杉原：私は彩京資源化センターで、お客様がトラックに積んで持ち込まれた資材の計量数値に関わる事務作業を担当しています。

岸：地球温暖化を実感する日々のなか、自分の会社が成長するほど地球環境への貢献につながっていくことにとてもやりがいを感じます。

佐々木：以前、小学校で講習をしたことがあり、子どもたちに紙のリサイクルの重要性を伝えることができました。学校では「リサイクル」は大切な事と教えています。私たちはその「大切な事」を実践しています。

杉原：入社してまだ3ヶ月ですが、自宅でも小さなお菓子の箱でも分別するなど、私も環境に対しての意識がどんどん変わってきました。

岸：着実に当社に染まっていますね…。

佐々木：一般家庭から出る段ボールや新聞、企業などから出るコピー用紙などはトイレットペーパーや紙おむつなどに生まれ変わります。古紙を再利用することで環境や福祉に貢献できるのだということをさらに広めていきたいですね。

岸：入社当初、紙の種類の多さに驚きましたが、今では紙を触るだけで種別でき、この紙ならタオルペーパーに生まれ変われるなど、リサイクルだけではなく、関連するさまざまな知識が身につくことも仕事の魅力です。この豊富な知識から古紙問屋＝専門商社という気持ちで仕事に取り組んでいます。

杉原：いろいろな会社からあらゆる紙を回収してくる、古紙問屋という存在を知らない人も多いでしょうね。でも私たちだからこそ古紙を適切に処理する提案ができます。それがコスト削減につながって、お客様に喜んでいただけたときはとてもやりがいを感じます。

岸：工場視察に訪れたお客様に感動してもらえるのが、作業中の社員もフォークリフトから降りて帽子を脱いで「いらっしゃいませ」と挨拶をする姿です。社員皆、お客様に敬意を持っているからこそ生まれた文化でしょうね。

杉原：お互いに助け合っているという気持ちがあります。当社と長いおつきあいのあるお客様は皆さん明るく話しかけてくださるので、こちらも明るい気持ちになります。

佐々木：お客様が気軽に声をかけやすい、明るい職場雰囲気も当社の文化なのでしょうね。

杉原：社内の雰囲気がとても温かいですよね。現場やドライバーの方が円滑に作業できるよう、縁の下の力持ちとしてサポートしていきたいと思います。